歯周病とは?
歯周病とは、歯を支える周りの骨が減り、治療せずにほうっておくと歯が最後には脱落する病気です。
歯周(歯の周り:歯根膜、歯槽骨) に炎症があるためです。
- 一般にいわれている歯周病の症状
-
歯茎(歯肉)から血や膿が出たり(出血と排濃)、
口臭、歯がグラグラゆれるなどの症状があります。
- 自覚症状
-
歯周病の初期には自覚症状がほとんどないか、
あってもごく軽度なものです。お口の中がネバネバしたり、
歯ぐきから血が出たり、口臭がしてきたりします。
症状が進行すると、下記の症状が出るようになります。
- 1)歯茎がむずむずする。
- 2)血だけでなく膿までも出るようになる。
- 3)口臭がひどくなる。
- 4)かたい物が噛みにくくなったり、
歯がグラグラしてきます。
治療
- 1) 歯磨きが一番重要
-
歯周病の治療は歯磨きが一番重要です。
これは歯ブラシだけでなく、
磨き残しの多い歯と歯の間を磨く、
歯間ブラシや糸ようじを使用することを含みます。
- 2) 歯石の除去
-
次に歯ブラシなどでは、
取り除けない歯石を除去します。
これは自分では行えませんので、
歯科医にお任せ下さい。
当医院では、歯科衛生士が
歯茎より上の歯石を除去し、
歯茎より下の部分の歯石は、
歯科医師が除去するシステムになっております。
1)、2)を行うことにより、
歯肉炎の場合で2~3週間、
軽い歯周病の場合でも2~3ヶ月で治ります。
- 3) 新しい治療法
-
新しい治療法として、(ペリオプロテクト)があります。
これは、歯周病の原因となる、歯周病菌を除菌する方法です。
- 4) 最終手段は・・・手術
-
1)~3)で、ほとんどの場合で治りますが、
それでも時々、歯茎が腫れて痛みが出てしまうという症状が
あるような場合、【手術】という選択肢もあります。
歯磨きをちゃんとしましょう
これらの治療を行って、歯周病が治ったからといって、
歯磨きを怠れば、
その日から、また歯垢がつくられ始めて炎症は再発します。
歯周病の治療は、歯磨きに始まり、歯磨きで終わるといえるでしょう。
昔1日3回食後3分以内に、3分間磨くといわれましたが、
食後すぐは、歯の表面のエナメル質が、食事の酸性物質の影響で、
顕微鏡的に、少し、もろくなっているという報告があるので、
私は、
1日の汚れは1日の内にしっかり落とすのが大事と考えています。
出来たら夜に時間をかけて歯ブラシ、
歯間ブラシ(入らない場合、糸ようじ)をすればよいと思います。
歯磨きが、自分の口の中の治療になっているという自覚を
もつことが大切です。
歯磨きを怠れば、
その日から、また歯垢がつくられ始めて炎症は再発します。
歯周病の治療は、歯磨きに始まり、歯磨きで終わるといえるでしょう。
昔1日3回食後3分以内に、3分間磨くといわれましたが、
食後すぐは、歯の表面のエナメル質が、食事の酸性物質の影響で、
顕微鏡的に、少し、もろくなっているという報告があるので、
私は、
1日の汚れは1日の内にしっかり落とすのが大事と考えています。
出来たら夜に時間をかけて歯ブラシ、
歯間ブラシ(入らない場合、糸ようじ)をすればよいと思います。
歯磨きが、自分の口の中の治療になっているという自覚を
もつことが大切です。
- 予防
- 1)まずはやっぱり、毎日の丁寧な歯磨き!
歯垢のたまり易い部分を 特に重点的に磨くこと! - 2)定期的に歯石を歯医者さんでとってもらう
- 3)ペリオプトテクト(歯周病の除菌)をする事により
歯周病原因菌を少なくする
- 4)食事の際には、よく噛んで唾液の分泌量を増やし唾液に
よる細菌を洗い流す成分を活性化させる(炎症を起こしにくくする)。 - 5)規則正しい生活をおくり、栄養のとれたバランスある食事をとる
- 6)できれば、禁煙をする。血液の流れを悪くさせない!
- 7)大豆製品を多く摂る(歯垢を抑制するのに効果大!)
- 8)定期的に歯石を歯医者さんでとってもらう
- 9)ストレスを溜めないようにし、新陳代謝を良くする様心がける!